2007年12月26日水曜日

みんなが主役!今度はレッサーパンダ!(平成19年12月)

さて,今年は例年になく早いドカ雪で,てんてこ舞いでしたね。
中途半端に気温が高いので,ツルツル路面になりやすく,
おかげで滑り止めの砂利の消費も想像を絶する量になっています。
今年度もやりくりが大変です。

年末に急遽決まった工事を着工しています。
設計・打ち合わせがのべ3日間で,
クリスマス前のオープンを目指しています。
動物にとっても,皆さんにとっても,
ささやかなクリスマスプレゼントになればいいのですが…。

工事内容は,レッサーパンダの「吊り橋」です。
レッサーパンダは樹上を好みます。
どうにかならないかな?と前から気になっていました。
レッサーパンダ舎の向かい側,
お客さんをはさむ場所に大きな木があります。
そこに行けるようにできないか?早速,具体化しました。
まず,既存のオリを撤去して,
檻越しではなく彼らを見ることができるようにします。
これも気になっていたことで,
この際なので思い切ってやってみました。
レッサーパンダは跳躍力がないので,
幅2メートルの堀で脱出防止をします。
かなり間近でレッサーパンダとご対面ができるはずです。

スッキリと天井が開いたので,空に向かって偽木を立て,
その偽木と大きな木に吊り橋を架けます。
少し危なっかしいのですが,冬も元気な彼らなので,
好奇心で吊り橋を渡って遊んでくれるでしょう。

夏になると木陰で昼寝をする姿が見られるでしょう。
どこにいるのか探すのに苦労するかも知れません。
レッサーパンダは「腹黒い」のですが,
逆光では見事な保護色です。
ちなみに,もう一カ所見所があるのですが,
それはできてからのお楽しみにしましょう。
なんか工事ばっかりしてるねって,声が聞こえてきそうですが,
もうしばらくお待ち下さい。

今年は,シーズン初めから「トボガン広場」を作ります。
ペンギンの散歩も始まっているでしょう。
そして来年の夏前にオープンするオオカミの森の着工です。
来年も超ハードな年になりそうですね。
まだまだやることはたくさんありますから…
レッサーパンダ(ゲンちゃん画伯)